公開講座「遺伝子工学実習講座 タンパク質コース」を開催

2024年9月20日

 9月12日(木)と13日(金)の2日間、府中キャンパス 学術研究支援総合センター 遺伝子実験施設において、「遺伝子工学実習講座 タンパク質コース」が開催され、関東圏を中心に全国から5名が参加しました。
 本講座は初心者を対象に講義と実習をとおして遺伝子工学の基礎を学ぶことを目的としており、「遺伝子工学実習講座 DNAコース」と交互に隔年で実施され、社会人対象のリカレント教育の場として高い評価を得ています。
 実習内容は、組換えタンパク質を発現した大腸菌から目的のタンパク質を精製し、SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動後の染色により検出。さらに、ウエスタンブロット法で抗体との反応により目的のタンパク質であることを確認するというものです。関連する講義を含めて、遺伝子実験施設の教員が全てのプログラムを担当しました。
 昨年実施した同講座のDNAコースと同様に、民間企業、専門学校教員、大学院生等、幅広い分野からの参加がありました。少人数で実習を中心とする講座のため、活発な質疑応答が行われました。また、参加者同士も顔見知りとなり、異分野間の情報ネットワークができました。本講座が、各自の得意な分野を拡大するのに役立つことが期待されます。

実習の様子(タンハ?ク質の電気泳動の試料注入)
タンハ?ク質電気泳動後の染色像

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