2021-12-03 農学部生物生産学科 天竺桂弘子研究室「食品?飼料としての利用」
農工大 #農学部 #生物生産学科 天竺桂弘子教授の研究室に行くと、コロコロコロ…と、虫の声が聞こえてくるワン。
コロコロコロと鳴く虫と言えば、コオロギ!
建物の中だけど、秋を感じるワン。
研究技術員さんが準備しているのは、コオロギのエサ。
写真2枚目、3枚目が飼育されているコオロギたち。
専用フードとお水を3日ごとに入れ替えて、大切に育てているワン。
コオロギといえば、最近、昆虫食のニュースでよく見るようになったワン。
おせんべいにしたり、揚げたりすると、おいしいんだワン。
雑食性で育てやすいコオロギは、宇宙食としての活用が期待されているワン。
天竺桂先生たちは、コオロギを宇宙で育てられるかを調べるために、ストレスに耐えられるか研究しているワン。
将来、宇宙飛行士たちが、コオロギを育てて食べる日が来るかもしれないワン!
天竺桂先生の研究室では、食用ではなく、飼料としての虫の活用も研究しているワン。
それが、アメリカミズアブというアブの仲間の幼虫。
育てやすく、タンパク質や鉄分などの微量栄養成分が豊富なので、家畜や水産用濃厚飼料としての開発を目指しているワン。
このアメリカミズアブはなんでも食べるのが特徴で、なんと、家畜のフンまで食べるワン。
家畜のフンは、様々な環境問題の発生要因となる可能性があって、その処理や利用が課題になっているので、アメリカミズアブの働きはとっても重要だワン。
天竺桂先生たちは、このアメリカミズアブの体の中にある代謝酵素で、家畜のフンをアミノ酸原料に変える研究もしているワン。
できたアミノ酸は、化粧品やサプリメントに活用できるんだワン。
虫の代謝機能を技術開発に活用するなんて、すごいワン!
来週は、ものすごい戦略を持った「1卵性2000生児」のハチを紹介するワン。
お楽しみに!
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